karen in Paris 7

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この日はブールデル美術館へ。

パリは何度も訪れていますが、
歩くのが大好きすぎて、限られた時間の中で美術館に行くのが難しく、
いつもひとつかふたつで精いっぱい。
今回こそ!と、かねてから行ってみたかったブールデル美術館に行ってきました。

入ってすぐの庭園には、ずらりと大きな彫刻たち。
大きいということだけでなく、庭園にあることで、より生き生きとした、今にも動きだしそうな雰囲気に圧倒されました。
繊細というより、大胆な作品がずらり。

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彫刻を見る時には、必ずぐるり一周します。
日本の展示の仕方だと、正面からしか見られないことが多いけど、こちらは360°OK!
背中や、首の裏、お尻、どこも肉質がくっきりと見え、正面を見るより、ずっとその本質を描き出している。
彼の胸像作品が並んでいたところには、何体もある中で、ひとつとして同じ角度のものはありませんでした。
顔は、顔だけで表情をつくるのではないんですね。
顔の向きはもちろん、背中や首の角度や質感などによって描き出されている。
そんなことをありありと感じさせてくれる、素晴らしい作品たちでした。

帰りに、ブールデルの写真を見たところ、意外と神経質そうなイケメンでびっくり(笑)
大胆な作品をつくるイメージではなかったのです。
繊細さを持ちつつ、大胆な作品をつくっていたのかなぁ。
なんだかいろんなことを考えさせてくれる素敵な美術館でした。
パリを何度も訪れている人にはおすすめ!ぜひ!

コメント / トラックバック2件

  1. とっこ より:

    まさに動きだそうな彫刻ばかり・・・360度見られるって、日本ではない発想だね!
    写真以上にに目に焼き付けていることでしょう!

  2. karen より:

    とっこさん。

    とにかく迫力でしたよ!彫刻に宿る魂が、じんじんと伝わってくる感じで。
    地味だけど、また行きたくなる素敵な空間です。
    パリ在住Hさんもとても感動してました!

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