2011年6月24日 のアーカイブ

和太鼓コンサート。

2011年6月24日 金曜日

先日、和太鼓奏者・谷口卓也さんの凱旋コンサートに行ってきました。
卓也さんとは5年くらいのおつきあいになりますが、
彼のライブやコンサート、DVDの写真などを撮らせていただいています。
今年初めからドイツにて活動をされていて、
今回は一時帰国してのコンサート。
ドイツで一緒に活動しているワルター・ラング氏との共演です。
一瞬たりとも息が抜けない、ぐんぐん引きつけられる時間でした。

1曲目は卓也さんのソロ。
さっそうと現れ、渾身の力を込めた魂の一打。
体中に電気が走ります。生命を感じるというか。

2曲目はワルターさんのソロ。
氏はドイツで大活躍のジャズピアニスト。特にピアニッシモがすばらしいと評判の方。
ヨーロッパのジャズらしく繊細、かつ、芯のある演奏にじんときます。

そんなお二人の演奏ですから、デュオももちろんすばらしい。
予定調和的ではない、瞬間瞬間に生み出される音の数々は、
太鼓もピアノもまったくの素人のあたしでさえ、どれだけすばらしいかわかります。
特に、美空ひばりさんの「リンゴ追分」 では、卓也さんの歌も入るのだけど、
会場中の空気をさらっていく演奏。
もうどう書いていいのかわからないほどに引きつけられました。 
最後に演奏した、ワルターさん作の「マドリッドの夜」(勝手に邦題をつけました)。
その情景が目に浮かぶ、静かな情熱があふれる曲でした。

1月にドイツに撮影に行った時よりもずっと二人の息が合っていて、ずっと聴いていたかったです。

コンサートの後には、久しぶりの再会に感動。
ワルターさんも、卓也さんも、お元気そうでなにより。
お二人ともすごくいい笑顔でした。

これからワルターさんは日本10カ所でライブをされるそうです。
皆さんもぜひ!