凧あげ。

お正月に凧あげをしました。
寒いのは苦手だけど、季節ごとの遊びは好き。
きいんと冷えた空気に飛び出して青空を眺めて。

凧あげの思い出と言えば、小学4年生の時のこと。
クラスメイトが見た連凧の写真にみんなが興味を持ち、
いつの間にかクラス全員で連凧を作ることに。
放課後や休みの日に学校に行って
竹籤を火であぶり
絵を描いた和紙を貼って
ひとつひとつ丁寧に凧をつなげていく
そんな地味だけど心がひとつになっていく作業にわくわく。

どれくらいかかったんだろう、無事できあがっていよいよ飛ばす当日。
30以上の凧が連なっているわけだし
作ったのはなんせ小学生。
飛ばないだろうなって大人なら思う。
でも飛ぶって信じて疑わなかった。絶対飛ぶ。

そして。
何度か飛ばしたけど案の定飛ばなかった。
ずるずると運動場を引きずられる連凧。舞い上がる砂埃。
あーあって思いながら、諦めてみんなで記念写真。自分の作った凧を持って。
それだけでも嬉しかった。

もう一度だけ飛ばしてみようって誰が言ったのか忘れちゃったけれど、
みんなの願いを込めて空に向かって手を離してみたら、なんとふわり。
飛んだ!
わぁぁぁぁぁ!
空に浮かぶ連凧と笑顔で見上げる小学生たち。
あの時の絵を思い浮かべるだけで胸がいっぱい。嬉しかったなぁ〜。
そう長くは飛ばなかったけど、時が止まったように空に吸い込まれた。

また作ってみたいな。
みんなでつくるものって大好き。

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