2010年8月 のアーカイブ

夏休みの思い出 vol.2

2010年8月31日 火曜日

今日で8月も終わり。あ~ぁ夏が終わっちゃう。
毎年毎年この日が来ると、がくんと元気がなくなってしまいます。
今年はまだまだ暑いみたいだけど、風は秋の気配だもん。

夏休みの思い出をもう一つ。
夏といえばお祭り!あたしが育った三重県桑名市では、
日本で一番うるさいお祭り「石取祭(いしどりまつり)」が毎年開催されています。
大抵8月の第1金曜~日曜に行われています。
1ヶ月くらい前になると、市内各所で練習が始まります。
その太鼓や鐘の音を聴くと「あ~夏だなぁ」と気づくの。

お祭りは市内の各町ごとに山車があり、その数30くらいだったかな。
大きな山車を何人もで担ぎ、太鼓と鐘を別の人たちが叩く。そして掛け声。
それはそれは大きな音で、耳にわんわん響きます。
それを見ているだけで血が騒ぐ。桑名っ子はみんなそうじゃないかなぁ。

市内中心部を練り歩いている山車を見に、毎年友だちと行きました。
憧れの先輩の勇姿を見て、きゃ~ってわくわくしたり、
普段教室では目立たない男子が男らしく太鼓を打っているのを見てびっくりしたり、
部活のこわーい先輩に会って、急に現実にかえったり、盛りだくさん。
夜の外出をするなんてお祭りの時くらいだから、それだけでうきうきでしたね。

夜通し続くのですが、さすがに帰らなきゃいけない。
帰る時には夏の象徴が終わってしまう寂しさでいっぱいでした。
帰り道、太鼓と鐘の音が小さくなっていくのが切なかったなあ。
家についても、耳にわんわん鳴っている残音が嬉しかったり。

地元を離れて何年だろう。
今でもその頃になると石取の音がよみがえります。

夏の好きなもの。

2010年8月26日 木曜日

大好きな夏。
夏の風物詩とよばれるものはたいてい好きです。
こないだ書いたお祭りもアイスも夏の暑さも!

特に好きなもののうちの一つは、朝の空気。
ひんやりした空気と静かな景色。
そんな中でぼうっとしているのが好き。
白々と夜が空け
植物たちが起きだして
ふわんと夏風が吹く
これから暑い熱い1日が始まるんだと思うとわくわくするの。

もうひとつ好きなのは、蚊取り線香。
あの香りがすると、夏だなぁ〜って胸が踊る。
たとえ冬に香っても、一気に夏の夜の世界へ!

上京してからなかなか蚊取り線香の香りに出会うことがなかったある日のこと。
素敵なアジアンテイストの家具やさんで店員さんとお話していたら、すごーく魅力的な香りが。
そのお店には少しだけお香が売っていたので、
「このお香、買って帰りたいんですけど…」と言ったら、
「いい香りですよねー。でもコレ、蚊取り線香です」って。
えええええっっっっっ!どうりで好きなはずだ(笑)
結局そのお店にあった、日本製じゃない蚊取り線香を譲ってもらって帰りました。
そっかー、蚊取り線香はお香にもなるのね。

もうすぐ夏が終わってしまう。
ずっと夏が続けばいいのになあ。

板垣光弘トリオ 2ndアルバム。

2010年8月25日 水曜日



ジャズピアニスト板垣光弘さんが、先月25日にセカンドアルバムを出しました。
ジャケ写はライブでしなやかに演奏する板垣さん。
レコーディング(ライブ)当日に撮らせていただきました。

板垣さんは、さまざまなジャズシーンでご活躍されている方。
女優宮本信子さんのJazz Liveの音楽総監督を2003年から担当されています。

ジャズがお好きな方!ぜひお聴きになってみて下さい。
板垣光弘さんのセカンドアルバムはこちら

日舞アメリカ公演。

2010年8月24日 火曜日

お仕事を通して仲良くなった若柳流師範・若柳絵莉香さん。
彼女とは時々おいしいものを食べに行きます。

先日、アメリカ公演が終わって帰ってきた絵莉香さんとごはんに。
地元紙の一面に絵莉香さんが取り上げられました。すごーい!
踊っている写真は、4年前にあたしが最初に絵莉香さんを撮った時のもの。

ハプニング連続の公演だったみたいだけど(ここでは書けません、凄すぎて…)、
それを大好評の舞台へと持って行ける彼女はすごい。
実力と人望だなぁ。

公演のハプニングに続き、帰国する飛行機が飛ばないという大ハプニング!
お弟子さんたちの機転とガッツで、無事、その日の別の便で帰ってこられたそうですが、
本当に大変だったみたい。
だって、空港係員に言われたのは、
「飛行機が壊れたから今日は飛ばないよ」だけだったっていうの。
で、別の空港まで命からがら車を飛ばして走って移動して、滑り込みセーフで成田へ。
目の前にいるから笑って聞けたけど、アクション映画みたいでした。
いや、コメディかな?

やっぱりすごい人の周りにはすごいことが起こるもんだ。
楽しいランチ&お茶でした。

リベンジ!

2010年8月23日 月曜日



こないだ飛行機に乗り遅れたことを書きました。
それをリベンジする機会がやってきました!(あとでオチがありますが…)

先週、尊敬する写真家・奈良原一高さんの写真展を観に、
島根県立美術館へ行ってきました。
前日も翌日も仕事があったから日帰り。
朝4時起きで車で羽田へ。7時10分の飛行機で米子空港へ。
3時間しか寝られなかったので意識もうろう。
でも、無事に起きて、ちゃーんと美術館へたどり着きましたよっ。

開館と同時に展示室へ。さらさらっと観たら30分くらいのところ、
2時間かけてじっくり世界に浸りました。
その時のことはツイッターに書いたんだけど、本当に素晴らしい展示。
写真=生き様なのだ、とつくづく思いました。 
まっすぐに自分を見つめないといいものは撮れない。
もっともっと自分を知って、そして、受けとめられる自分でありたいと思い。

そして、奈良原さんの作品の中で1、2番目に好きな「樹」という作品を直に観られ、
それも大感激したひとつの理由でした。
やっぱり写真はデジタルじゃないなあと。
”モノ”としてそこに存在する重み。
素晴らしい作品に出会えて幸せでした。

気持ちよく帰路についた時、はたと気づいたのです。
…米子空港って、鳥取県でした。
あたしが行ったのは島根県。あれ?
しかも、最初は時間が許せば出雲大社(島根県西部)に行こうと思ってて(乗り遅れた便ではそのつもりで)。
ど〜お考えても、あたしは”羽田ー出雲空港”の往復航空券を取るべきだったんです…。
なんか米子空港(鳥取県)から松江市街地(島根県)までのバスが時間かかると思ったんだよなぁ(笑)

なんでこんなことになったかというと、航空券を取る時に、日本地図をなんとなく眺めて、
「米子空港と松江は(地図上で)1cmだから米子空港でいいや」って予約したのがいけなかった。

あたしはどうも思いこみだけで動いちゃう。
ま、無事帰ってこられたからいいことにしよう!

*写真は、しじみが名産の宍道湖のほとりにあった、因幡の白ウサギ像