karen in Paris 8

2013年9月14日

パリにはたくさんのかわいいお店があります。
日本にもかわいいお店はあるけれど、
パリのかわいいお店はたいていひとつひとつがこだわりの小さな店舗。
こぢんまりとしたお店の中に、ぎっしりと素敵なものが並んでいます。

そして、ディスプレイがかわいい!
美しい並べ方として、日本で見かけるのは、平面に正確に並べたものが多い(つまり、正面を見せる)
こちらでは、断面を見せるディスプレイをよく見かけます。
あとは、吊るすタイプ。
このどちらも、あたしは大好きで、見ているととてもしっくりきます。

さて、今回見つけたかわいいお店はこちら。

ひとつめは、カラフルキュートな食器が並ぶお店。

ドットやチェック、ストライプ、小さな花柄、色とりどりのかわいい柄小物と食器たち。
うっとりしちゃう。
ただここのオーナー、とても気さくなお姉さんなのですが、食器を扱う割に意外と大ざっぱ(笑)
絶対入らないサイズの小さな袋に、ぎゅうぎゅう食器をつっこんでるのを見て笑った。
これもパリ流??

そして、食材を扱うお店。
オーガニック系だったかな。自然派食品とスパイスの種類が豊富です。
あたしはここで”トリュフ塩”を買いました。
さらっとかけるだけでマジック!の一品。めちゃくちゃ美味しい塩です。

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そして、入れものがかわいいのです。
こんな風にカラフルだったり、買った塩のケースは重厚でそれだけですごく存在感アリ。
金色の管が並んだ写真はオリーブオイルなんだけど、こちらは量り売り。
下の方の蛇口から瓶にオイルを注ぎ、必要なだけ入れて売ってもらいます。
ディスプレイがかわいくて、買わないのに買いたくなりました(笑)

最後にこちらは、おもちゃやさん。

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カラフルで素朴なおもちゃがたくさん。
いわゆるキャラクターものなどはなく、ほっこりした気持ちにさせてくれる空間でした。

どのお店もこだわりがあって、売ることよりも、見せる=魅せることに丁寧。
ウィンドーショッピングしてるのがほんとに楽しい街並みです。
まだまだたくさん素敵なお店があるから困っちゃう。
ひとつひとつじっくり見たいなぁ。

karen in Paris 7

2013年9月13日

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この日はブールデル美術館へ。

パリは何度も訪れていますが、
歩くのが大好きすぎて、限られた時間の中で美術館に行くのが難しく、
いつもひとつかふたつで精いっぱい。
今回こそ!と、かねてから行ってみたかったブールデル美術館に行ってきました。

入ってすぐの庭園には、ずらりと大きな彫刻たち。
大きいということだけでなく、庭園にあることで、より生き生きとした、今にも動きだしそうな雰囲気に圧倒されました。
繊細というより、大胆な作品がずらり。

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彫刻を見る時には、必ずぐるり一周します。
日本の展示の仕方だと、正面からしか見られないことが多いけど、こちらは360°OK!
背中や、首の裏、お尻、どこも肉質がくっきりと見え、正面を見るより、ずっとその本質を描き出している。
彼の胸像作品が並んでいたところには、何体もある中で、ひとつとして同じ角度のものはありませんでした。
顔は、顔だけで表情をつくるのではないんですね。
顔の向きはもちろん、背中や首の角度や質感などによって描き出されている。
そんなことをありありと感じさせてくれる、素晴らしい作品たちでした。

帰りに、ブールデルの写真を見たところ、意外と神経質そうなイケメンでびっくり(笑)
大胆な作品をつくるイメージではなかったのです。
繊細さを持ちつつ、大胆な作品をつくっていたのかなぁ。
なんだかいろんなことを考えさせてくれる素敵な美術館でした。
パリを何度も訪れている人にはおすすめ!ぜひ!

karen in Paris 6

2013年9月10日


食事は旅の楽しみのひとつ。いや、中心(笑)
フランスは美味しいものがいっぱいの国なので、その楽しみは倍増!
毎回何を食べようかワクワクします。

パリ在住の友人が、ちょうど昼間空いていたので、一緒にランチに行きました。
彼女セレクトのお店。
あたしにぴったりだと思って選んでくれたそう。
老舗の鴨料理店です。

鴨って普段あんまり食べないから、
というか、日本だと鴨料理少ないですよね?
結構ドキドキ。


まずは前菜前のおつまみから。
こちら、緑で美しい~♪と思って食べたら、まさかのキュウリでした。
あたしは瓜アレルギーで、特にキュウリはまるでダメ。
綺麗なだけに食べたかったけれど、すべて友人にパス。


そして、前菜はフォアグラですよー。
内臓系大好き!
涙が出るほどに美味しかったです。
前回の旅で、フォアグラ食べ過ぎて太ったので、今回はセーブしてました。
この旅の初フォアグラ。はぁ~、うっとり。
付け合わせは、季節に合わせてイチジクです。


メイン!
鴨一羽丸ごと+山盛りオリーブ。
いやーん。こんなに食べられない!と思いつつ、カリカリの皮にジューシーなお肉にナイフを入れ、食べ始めると、
あまりの美味しさに我を忘れて食べる食べる。
日本で言うところのカニ鍋食べてる時みたいに、会話もなく、一心不乱に鴨と格闘(笑)
お肉はさっぱりめなんですが、ソースにコクがあり、オリーブの酸味がさらに引き締めてくれるので、どんどん入るのですよ。
しっかり食べ尽くしました。
ああ、幸せ。

午後から予定のある友人を見送り、
この日はカルチェラタン〜サンジェルマン・デ・プレをぶらぶら。
少し寒かったので、カフェに入りまくりながらの午後、そして夜でした。

それにしても、パリの人はいつ働いてるの??というくらい、
いつの時間もあちこちのカフェやレストランは人でいっぱい。
食事やお茶、人との付き合いを大切にする国民性なんでしょうか。

もっと長く滞在して、もっともっと知りたくなる。
今だからこそわかる良さ。
時間よ、止まって!

karen in Paris 5

2013年9月8日

今日はパリ郊外へ。
印象派画家・モネの生家があるGivernyという村。
パリからは電車とバスを乗り継いで行きます。

まずは電車に乗ること約45分で到着したのはVernonという駅。
そこからはバスで村まで15分。

到着すると、なんとものどかな田園風景が広がっていました。
トウモロコシ畑がずーっと。
そよそよと葉が風に揺られる景色にうっとり。
トウモロコシって蒸すと美味しいんだよねー(笑)

モネの生家は村の真ん中あたりにあります。
彼自身がつくったという庭には、色とりどりの花々。
いい季節に行きました。夏の花と秋の花が咲き乱れる美しい光景。

そしてその奥には、
モネの絵によく出てくるモチーフ、蓮池がありました。
彼は日本画をこよなく愛した人。
柳や竹林、蓮‥まるで日本にいるかと思うようなつくりのお庭でした。
ここからあの名作が生まれたのかという感動。
もう一度オランジュリー美術館に行きたくなります。

とても美しい庭でした。
こんな景色を見ながら創作活動に打ち込んでいたのですね。
これから彼の絵を見る時に、この風景を思い浮かべられることが嬉しい。

そして、同じ村にある印象派美術館には、
なんと偶然にも日本画家・平松礼二さんの「モネへのオマージュ」という展示が。
平松礼二さん:http://www.reiji-hiramatsu.com

これが日本画?
モネの絵に影響を受けたという絵は、日本画とも洋画とも違う独特の世界観。
クリムトの絵にもどこか似ている気がします。
こうして、パリにいて日本を眺めるって、何か不思議。
きっと日本で観るのとは全然違うのだろうな。
帰ったら平松さんの絵をあらためて観てみたいと思います。

村のはずれまで歩いたら、素敵な素敵な景色にも出会えました。
これは小さな写真ではお伝えしづらいので、別の機会に。

ああ、ほんとうにパリって、フランスって素敵。
昔では味わえなかった素敵さに魅了される旅です。

karen in Paris 4

2013年9月8日

なかなか行けなかった場所・サンマルタン運河。
3日目の午後は、この運河までぶらぶらと脚をのばしました。

ゆったりとした時の流れ。
悠然とした佇まい。
ここにいると、いろんなものを吸い込んで流してくれそうな気がします。

運河沿いには、のんびりと思い思いにくつろぐ人たち。
あたしもその中に混じって、のんびりしました。
ぼうっとしているのが気持ちいい。
日本はなかなかこういう時間が過ごしにくくなってるな。

興味深いのは、ほとんどの人が運河に背を向けて座ってること。
あたしはついつい運河の方に足を投げ出して座ってしまうけど、これって日本式??
ま、そんなことはいいか。
好きなように座ればいいんだもの。

ぽつぽつとあるおしゃれなお店をのぞいたり
地元の人があふれるカフェでお茶を飲んだり
ぶらぶら歩いたり。
とても好きな場所です。

このあとはまたマレ地区へ。
また続きは今日帰ってから。
ああ、書きたいことがいっぱいたまっていく‥(笑)