2013年9月 のアーカイブ

karen in Paris 5

2013年9月8日 日曜日

今日はパリ郊外へ。
印象派画家・モネの生家があるGivernyという村。
パリからは電車とバスを乗り継いで行きます。

まずは電車に乗ること約45分で到着したのはVernonという駅。
そこからはバスで村まで15分。

到着すると、なんとものどかな田園風景が広がっていました。
トウモロコシ畑がずーっと。
そよそよと葉が風に揺られる景色にうっとり。
トウモロコシって蒸すと美味しいんだよねー(笑)

モネの生家は村の真ん中あたりにあります。
彼自身がつくったという庭には、色とりどりの花々。
いい季節に行きました。夏の花と秋の花が咲き乱れる美しい光景。

そしてその奥には、
モネの絵によく出てくるモチーフ、蓮池がありました。
彼は日本画をこよなく愛した人。
柳や竹林、蓮‥まるで日本にいるかと思うようなつくりのお庭でした。
ここからあの名作が生まれたのかという感動。
もう一度オランジュリー美術館に行きたくなります。

とても美しい庭でした。
こんな景色を見ながら創作活動に打ち込んでいたのですね。
これから彼の絵を見る時に、この風景を思い浮かべられることが嬉しい。

そして、同じ村にある印象派美術館には、
なんと偶然にも日本画家・平松礼二さんの「モネへのオマージュ」という展示が。
平松礼二さん:http://www.reiji-hiramatsu.com

これが日本画?
モネの絵に影響を受けたという絵は、日本画とも洋画とも違う独特の世界観。
クリムトの絵にもどこか似ている気がします。
こうして、パリにいて日本を眺めるって、何か不思議。
きっと日本で観るのとは全然違うのだろうな。
帰ったら平松さんの絵をあらためて観てみたいと思います。

村のはずれまで歩いたら、素敵な素敵な景色にも出会えました。
これは小さな写真ではお伝えしづらいので、別の機会に。

ああ、ほんとうにパリって、フランスって素敵。
昔では味わえなかった素敵さに魅了される旅です。

karen in Paris 4

2013年9月8日 日曜日

なかなか行けなかった場所・サンマルタン運河。
3日目の午後は、この運河までぶらぶらと脚をのばしました。

ゆったりとした時の流れ。
悠然とした佇まい。
ここにいると、いろんなものを吸い込んで流してくれそうな気がします。

運河沿いには、のんびりと思い思いにくつろぐ人たち。
あたしもその中に混じって、のんびりしました。
ぼうっとしているのが気持ちいい。
日本はなかなかこういう時間が過ごしにくくなってるな。

興味深いのは、ほとんどの人が運河に背を向けて座ってること。
あたしはついつい運河の方に足を投げ出して座ってしまうけど、これって日本式??
ま、そんなことはいいか。
好きなように座ればいいんだもの。

ぽつぽつとあるおしゃれなお店をのぞいたり
地元の人があふれるカフェでお茶を飲んだり
ぶらぶら歩いたり。
とても好きな場所です。

このあとはまたマレ地区へ。
また続きは今日帰ってから。
ああ、書きたいことがいっぱいたまっていく‥(笑)

karen in Paris 3

2013年9月7日 土曜日

パリ3日目は、バスティーユ付近と北マレ〜マレ地区を歩きました。

マレ地区は、若者が集うおしゃれな街。
これまで何度も歩いていますが、今回はハマりました!
なんだろう、この感覚。
今まで、サンジェルマン・デ・プレという
比較的落ち着いた界隈が好きだったのに、 人は変わるものですね(笑) 

歩いて歩いて歩いて。
とにかくあたしは当て所なく歩きます。
このパッサージュは、マレ地区の端にあたるのかな?
天井から光あふれる素敵な場所です。
何度か訪れていますが、季節的にも今回が一番美しかったです。

中のお店で、11月の展示に飾れそうな小物を買い、
あとはぶらぶらと光を浴びながら歩きました。

マレ地区で撮った写真もあとは写真展にて。
宣伝みたいだけど、iPhoneで撮ったものしかすぐには見せられないのです。
この日の午前中の写真は別の日に。

さて、今日はどこへ行こう。
いいお天気です!

karen in Paris 2

2013年9月6日 金曜日

パリ2日目はブーローニュの森へ。

パリ在住のお友だちと一緒に、
森の湖畔に浮かぶ島のレストランに。
ずっと行ってみたかったんだー。
ここまで来ると、ほぼ1日このために使うことになるから、
なかなか行けなかったの。ようやく来られました。

島に向かうには、小さな船で。
目と鼻の先なんだけど、そこに橋をかけないあたり、風情ですね。

こんもりとした木々の中に建つかわいいレストラン。
中はとてもおしゃれで、パーティーなどにも使うそう。
こんなところでウェディングパーティーなんていいかもね。
これからの人、いかがでしょう?

こんなコースをいただきました。

前菜はヤギのチーズを春巻きのような皮に包んだもの。
イチジクとキノコの添え物も絶品!
あたしイチジク大好きなのです。

メインはスズキをほぐして丸めたもののいくら添え。
そしてその横にはマカロニ!
マカロニが立ててあり、そこにチーズが乗って焼いてあるの。
もー、これほんとに美味しかったです。

最後は、ミラベルというこの季節ならではの果実のコンポートと
その上に同じくミラベルのシャーベット。
酸味がきゅんと効いて締めに最高でした。

どれもこれも素晴らしかった!

フランス料理には、副菜という概念はあまりないらしいです。
どのお料理もデーザともちゃんと主役をはれる。
しっかりとした主張があって、でも、三者は融合していて。
フランス人そのもののあり方のようなのでしょうか。

ランチのあとはお散歩。
ぶらぶらと島を散策。
夏の陽射しを浴びようと、水着姿の男女がごろごろ。
なんだかのどかでいい光景でした。
→この様子は、11月の写真展にて。 

さて、3日目はどんな1日になるのでしょうか。
ちょっと体調崩していますが、のんびりぶらぶら当て所なく歩いてみます。

karen in Paris 1

2013年9月6日 金曜日

ただいまパリ!

11月の”ふたりのパリ展”を前に、パリにやってきました。
8ヶ月ぶりのパリ。
相変わらずの佇まいが素敵です。

ところが、
あたしとしたことがちょっと風邪を引いてしまったらしく、夕方から寝こんでます。
昼に行ったブーローニュの森のレポートはまた明日にして、今はぼんやりしてます。

ふと思うのは、
旅って一体なんなのだろう、ということ。
何十回と旅を重ねてきて、初めて今考えています。

いわゆる観光は苦手。
でも、地元の人ではない空間に身を置く。
そこにどんな意味があるのだろう。

短い人生にどんな彩りを持たせたいか。
たくさんのことをやってきてもどこか”極まらない”感じが、
いつもいつもひっかかること。
精いっぱいやっても、どこか客観的な自分もいるし、
限界が遠いのか、なかなかもうダメ!とはならない。

旅はそんな自分に何かをもたらすのかもしれない。
もたらすと思ってるだけかな。
いつもとは違う旅になりそう。

まずは風邪を治さねば。
落ち着いたらレポートします!